ケーニグセグ、1360馬力の「One:1」でニュルアタックへ …最速目指す

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ケーニグセグ One:1
ケーニグセグ One:1 全 5 枚 拡大写真

スウェーデンのスーパーカーメーカー、ケーニグセグ(Koenigsegg)社。同車の究極の1台、『One:1』が、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでタイムアタックを計画していることが分かった。

画像:ケーニグセグ One:1

One:1は2014年3月、ジュネーブモーターショー14で発表。ケーニグセグ社のスーパーカーには、『アゲーラ』シリーズがある。One:1は、ケーニグセグ社の創業20周年を記念し、アゲーラをベースに究極のパフォーマンスを追求して誕生した1台。

車名のOne:1は、量産車としては世界で初めて、最大出力が1メガワット(1000kW=1360ps)に達したことを意味する。また、カーボンファイバーなどの軽量素材を駆使し、車両重量は1360kg。パワーと車両重量が1対1のイコールの関係(パワーウェイトレシオが1kg/ps)になった、世界で初めての量産車という意味も込められた。

さらに、One:1では、エアロダイナミクス性能も向上。超高速域で効果を発揮する巨大なリアウイングをはじめ、アクティブエアロシステムなどを採用した。ケーニグセグによると、One:1は最高速よりも、サーキットでの速さを追求しているという。それでもシミュレーション上の最高速は、世界トップレベルの440km/h以上と公表されている。

ケーニグセグ社は4月13日、One:1がドイツ・ニュルブルクリンク北コースでタイムアタックを計画していると発表。同社は2015年、ニュルアタックを予定していたが、2015年3月、耐久レース中に観客が死亡する事故を受けての速度制限の導入によって、タイムアタックを中止。2016年4月、コースの改修が終わり、速度制限が解除されたことから、再びタイムアタックを計画する。

ケーニグセグ社では現在、ニュルアタックに起用するドライバーの選考を進めている段階。同社は、「近い将来、タイムアタックを行い、ラップタイムの新記録を樹立したい」とコメントしている。

《森脇稔》

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