【モータースポーツジャパン16】参加することが面白い… デミオ と ロードスター 、競技仕様車の魅力

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マツダ デミオ15MB(モータースポーツジャパン16)
マツダ デミオ15MB(モータースポーツジャパン16) 全 21 枚 拡大写真

スポーツは参加することに意義があるというが、モータースポーツは、参加することが面白い。ジムカーナやサーキット走行会など、一度でも参加したことがある人は、この言葉の意味は実感できるのではないだろうか。マツダは「参加型モータースポーツを応援する」自動車メーカーとして、会場ブースでは『デミオ 15MB』のラリー仕様車を展示していた。

【画像全21枚】

15MBは、ジムカーナ、ダートラ、ラリーといたBライ競技専用ともいえるモデルだ。競技利用を考えてトランスミッションは、6MT。エンジンは英国仕様の1500CCのものに換装されている。ガソリンもハイオクとなる。それに伴いブレーキも容量アップしているが、ホイールは15インチ、16インチにも対応する。ダートタイヤもジムカーナ用タイヤもOKということだ。

サスペンションはノーマルだが、土系と舗装系で考えると設定がまったく異なるので、交換前提で中途半端に高性能なものである必要はない。ステアリングにテスコピック(前後の調整が可能)機能がついているので、体形を問わず競技用のドライビングポジションがとりやすい。ファミリーユースでリアシートを残したい場合は、オプションの6:4分割シートが選べる。分割シートは、競技利用のときのタイヤや工具、ヘルメットなどを載せやすい。

クラッチもノーマル設定のままだが、自身も車両開発のためジムカーナやダートラに参戦し、現場の声をひろっているという15MBの開発担当者である楠弘隆氏によれば「PN車両はエンジンチューンができないので、ノーマルでも十分」とのことだ。

おそらく多くの人は「なんでこんな設定のモデルを出すのだろう?」となるようなクルマなのだが、競技をやる人にとっては、まさにかゆいところに手が届く車といえる。

もともとデミオは、競技ユースなど考慮された車ではなかったが、Bライ競技のカテゴリ区分の変遷の中、N車両、PN車両としての戦闘力が評価され人気がでてきた経緯がある。そんな市場の声をしっかりひろって専用ともいえるモデルを用意してくれるメーカーは他にあるだろうか。

ブースには他にも『ロードスター』が2台展示されていた。1台は、NR-Aという「パーティーレース」(ロードスターの国内ワンメークレース)仕様の車両と、今年から始まるMX-5カップのレーシングカーだ。エンジン、ブレーキ、サスペンションは強化され、レース用のフルロールゲージが装着され、公道は走れない。そして、ブースの担当者に聞いたところ、来年の2017年にはMX-5カップを日本でも開催したいとのことだ。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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