ソニー熊本工場が生産停止…デジカメ向けイメージセンサーなど

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熊本テクノロジーセンター
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 ソニーは18日、14日以降に発生した熊本地震による、グループ各事業所の影響について発表した。熊本の工場が稼働を停止し、イメージセンサーおよびディスプレイデバイスなどの生産が停止している。従業員の人的被害は、いずれの事業所でもなかった。

 グループのソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社は九州で、熊本県菊池郡の熊本テクノロジーセンター、長崎県諫早市の長崎テクノロジーセンター、大分県大分市の大分テクノロジーセンター、鹿児島県霧島市の鹿児島テクノロジーセンターの、計4ヵ所の工場をもつ。

 熊本テクノロジーセンターは、デジタルカメラや監視カメラ向けのイメージセンサーおよびディスプレイデバイスなどを生産している。同工場では、地震発生直後より現在まで、生産が停止している。建屋や生産装置の被害状況を確認中だが、余震が続いていることもあり生産再開は未定だという。

 スマートフォン向けイメージセンサーの主力工場である長崎テクノロジーセンターと、CMOSイメージセンサーの量産拠点として1日から稼働したばかりの大分テクノロジーセンターは、一部の生産装置が停止したが、17日より順次復旧している。鹿児島テクノロジーセンターに大きな影響はなく、稼働しているとう。

 地震による連結業績への影響については、現在精査中だ。

 ソニー以外の大手メーカーでは、自動車メーカーのホンダが、熊本県大津町の熊本製作所で2輪車および汎用製品を生産している。同工場は地震発生以後、稼働を停止、22日までの休止を決めている。トヨタ自動車も、地震により部品調達が困難になったため、23日までグループ企業を含む国内の車両組立を停止すると発表している。

ソニーの熊本工場が生産停止…デジカメ向けイメージセンサーなど

《高木啓@RBB TODAY》

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