三重県四日市市はこのほど、四日市あすなろう鉄道に導入する新しい車両のデザイン案の投票結果を発表した。「グリーンカラー」をベースにしたデザイン案が1位を獲得した。
四日市あすなろう鉄道は、四日市市内の内部・八王子線で列車を運行している第三セクター。同線の施設は四日市市が保有しており、四日市あすなろう鉄道は四日市市から無償で施設を借り受けて列車を運行している。四日市市は新しい車両の導入にあたり、車両デザイン案の一般投票を今年1月から2月にかけて実施した。
同市の発表によると、投票総数は2501票。複数のデザイン案のうち「『綺麗な青空に映える緑あふれる四日市』をテーマに、あすなろうのAをデザイン化したグリーンカラー」が、789票を獲得して1位になった。このデザインは、四日市工業高校の生徒がデザインした。
新しいデザインの車両は3両編成で、このうち1両は新たに製造。残り2両は既存の車両を改造する。2016年9月末の導入が予定されている。2015年度に導入した車両も、2019年度の定期検査時には新デザインに変更するという。