GfKジャパンは4月19日、2016年3月における自動車タイヤの販売速報を発表した。同データは、全国のカー用品量販店、ガソリンスタンド、インターネットの販売実績を基に市場規模相当に拡大推計したもの。
それによると、2016年3月の自動車タイヤの販売本数は、前年から6%増となった。冬タイヤの販売が収束し、2月に77%だった夏タイヤの販売本数は3月には95%に達した。冬タイヤから夏タイヤへの履き替え時期は暖冬により前年より早かったとみられる。
3月の夏タイヤ販売本数は前年比7%増と堅調だったが、中でも、軽自動車用サイズの155/65/14は値ごろ感が強まったこともあり、前年から3割を超える伸びを示した。
なお販売金額は、前年比は2%増に留まった。冬タイヤの縮小や低価格帯の伸長等により、タイヤ全体の税抜き平均価格が前年をわずかに下回ったことが影響した。