【ハーレー ローライダーS】超弩級エンジン搭載のダークカスタムモデル

モーターサイクル 新型車
ロサンジェルス近郊、北ハリウッドのリゾートホテルで初対面したローライダーS。
ロサンジェルス近郊、北ハリウッドのリゾートホテルで初対面したローライダーS。 全 19 枚 拡大写真
ハーレーダビッドソンのロングセラーモデル『ローライダー』。1977年にデビューして以来、ラインナップに欠かせないモデルとなっているが、その上級バージョンが新たに発売された。『ローライダーS』だ。

そのプレミアム試乗会&プレスカンファレンスが、アメリカ・カリフォルニアで開催された。ロサンジェルス郊外、ノースハリウッドのリゾートホテルに到着すると、工場で組み上がったばかりの新作ローライダーSが待ち構えていた。

そのフォルムは、1977年の初代FXSローライダーに由来するアイテムを未練なく脱ぎ捨て、まったく新しいものだった。全身黒ずくめのダークカスタムとし、専用のビキニカウルやソロシート、ゴールドホイールを装備。前後フェンダーはバッサリと短くカットされ、スタイリングを一新しているのだ。

そして注目は空冷Vツインエンジン。スタンダードのローライダーが、ボア95.3mm×ストローク111.1mmで1584ccの排気量なのに対し、ローライダーSではストロークをそのままにボアを101.6mmにまで拡大。1801ccという超弩級エンジンに化けている。

これはハーレーダビッドソンのレース部門、スクリーミンイーグルのチューンナップパーツを用いてのことで、吸気系にもキノコ型のヘビーブリーザーインテークが与えられた。

ビキニカウルを付けた、ふてぶてしいフロントマスクといい、クロームを排したブラック基調の車体といい、不良テイスト満載。さらにハイウェイで使い勝手の良いオートクルーズコントロールも標準装備し、史上最強のローライダーとしている。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る