【テクノフロンティア16】埼玉自動車大学校の“お手製”カットモデルにフラッシュの嵐

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日産自動車『リーフ』のカットモデル
日産自動車『リーフ』のカットモデル 全 9 枚 拡大写真

「国際ドローン展」や「駅と空港の設備機器展」など複数の展示会が集まった「テクノフロンティア2016」で、カメラのフラッシュが多い場所があった。そこは埼玉自動車大学校のブースで、さながら撮影会の様相だった。

埼玉自動車大学校は今回が初出展。「学校に展示してあるカットモデルをほとんど持ってきた」(同学校関係者)そうで、その数は8種類。車両が日産自動車の『リーフ』、トヨタ自動車の『アクア』、ホンダの『フィット』で、エンジンがマツダのクリーンディーゼルとロータリー、日野自動車のディーゼル、フォルクスワーゲンのターボ、スバルの水平対向だ。「これだけ大規模に披露するのは今回が初めてです」と同学校関係者。

どれも学生が文化祭に披露するためにつくりあげたもので、1台につき学生約30人が手分けをして1か月間かけて完成させたという。それは大変な作業で、車やエンジンをまず分解し、部品になったところで切断。そしてそれをカットモデルとしてもう一度組み立てるのだ。特にエンジンについては「なかなか切断するのが難しく、グラインダーで何日もかけて切断した」そうだ。

ブースの前を通る来場者は必ずと言っていいほど立ち寄ってカットモデルをのぞき込み、時によっては人が多すぎてなかなか見えないこともあったほど。もちろんカメラに納める人も少なくなく、そこかしこでフラッシュが光っていた。その光景を見ていた製作者の学生は「これだけ多くの人に見てもらえて、つくった甲斐がありました」と嬉しそうに話していた。

《山田清志》

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