【鈴木亜久里インタビュー】とにかく今年はチャンピオン、だから「心配のいらないオイル」を…前編

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鈴木亜久里氏と「カストロール EDGE」
鈴木亜久里氏と「カストロール EDGE」 全 15 枚 拡大写真

SUPER GTに参戦している「AUTOBACS RACING TEAM AGURI」(ARTA)は、今季のGT300クラスに「BMW M6 GT3」を新規投入。そのオイルは、昨季までと変わらずに「Castrol EDGE “カストロール エッジ“」である。チームを率いる鈴木亜久里氏にオイル選択の理由等を訊いた。

◆新車投入の経緯と手応え

----:昨年までARTAは「Honda CR-Z GT」でGT300クラスに参戦していましたが、昨季最終戦を前にホンダが同車でのGT300活動終了を発表。今季のARTAのGT300参戦車両、高木真一&小林崇志という実力派コンビが新たに駆るマシンが何になるのかは大きな注目を集めていましたが、「BMW M6 GT3」に決まったのはいつ頃でしたか?

鈴木亜久里氏(以下、敬称略):去年の夏前には決まっていた。それでも今季開幕にマシンが間に合うかどうか微妙なくらいのタイミングだったけど、BMWが頑張ってくれて、ウチを最初の5~6台に入れてくれたんだ。

----:新車で臨むシーズンに向けて、テストの状況はいかがでしょうか?(取材は開幕戦直前)

亜久里:ちょこちょこした初期トラブルは出ているけど、去年までのCR-Zがハイブリッド搭載であることも含めてすごく複雑なクルマだったのと比べれば、M6は市販ベースのGT3マシンだから信頼性は上がると思う。他車に対してのスピードという部分は、テストだけではよく分からないね。

----:SUPER GTではタイヤ戦争もキモになりますが、今年もブリヂストン(BS)とともに戦います。

亜久里:GT300クラスでこういう大きいクルマのタイヤ開発をやるのはBSも初めてだから、その意味ではいいタイヤを見つけるまでシーズン前半は苦労するかもしれない。でもBSは大きく外すことがないし、キャッチアップも早いから楽しみにしているよ。

◆カストロールなら「何も心配いらない」

----:さて、マシンは変わってもオイルは引き続きカストロールです。このあたりの理由は?

亜久里:レースっていうのは不安要素をひとつひとつ取り除いていかないと勝てないし、オイルに関しては100%信頼できるものでレースをしたい。カストロールを使っていれば、そこは間違いないことが我々は分かっているわけだからね。信頼性の高いものを変える必要はどこにもない、そういうことだよ。

----:今年は必然的にマシンが変わる状況で、タイヤも新たなテーマに挑む年。それだけに、他の変動要素を減らしていくことがまさに不安要素を取り除くことになる。ましてやこれまでも優秀性を熟知したものだけに、極めて自然な選択継続ということですね。

亜久里:そう。とにかく今年はチャンピオンを獲りたい。さっきも言ったようにマシンの信頼性は高いだろうと思うから、あとは他にも信頼できる要素を集めて平均点を上げていくことが重要になる。一発だけ速いとかでは、チャンピオンにはなれないから。

----:カストロールというオイルを味方につけている時点で、その面では相当に高い点数を得られている、と。

亜久里:カストロールなら、オイルのことはもう心配しなくていいわけ。それに、オイルっていうとパッと頭に浮かぶのはエンジンオイルだと思うけど、ウチはミッションオイルもブレーキオイルもカストロール。(逆に言えば)カストロールでないとダメなんだよ。特にブレーキオイルは他のチームが欲しがるくらいのものだから。

◆信頼を裏切らないから、皆に選ばれ続ける

----:亜久里さんに限らず、カストロールに対しての世間一般の信頼感は揺るぎないものがあると思います。

亜久里:もちろん我々は実際にベンチテストで試してみて、「よし」という数字が出ているから使っているんだけど、そもそもカストロールってオートバックスとかでも一番目立つところに置かれているでしょ。それは、それがみんなに選ばれ続けているブランドだっていうことだよね。レースでもなんでもそうだけど、ベストセラーでいられるっていうのは、そのブランドが信頼を裏切っていないから。だからお客さんもそれを選び続けるし、お店もそれを薦めるし、っていうことなんだと思う。

----:ARTAのM6がレースで使っているのは市販の「Castrol EDGE」そのものです。

亜久里:レースだからなんでも特殊なものを使っているように思うかもしれないけど、市販そのままの「EDGE」の0W-40を使っている。それでまったく問題ないし、レースという過酷な環境で大丈夫なものなんだから、一般的なユーザーのみなさんにとって問題が起きるようなものであるはずがない、っていうことだよね。

マシンが変わった今季は、亜久里氏のカストロールのへ信頼が一層際立つことにもなった印象。インタビュー後編では亜久里氏少年時代のカストロールとの出会い、そして一般ユーザーとしてのオイル観も話していただく。

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《遠藤俊幸》

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