【新聞ウォッチ】2020年東京五輪、盗用疑惑から8か月「市松模様」新エンブレム決定

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東京オリンピックの新エンブレム
東京オリンピックの新エンブレム 全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年4月26日付

●五輪エンブレム「市松模様」(読売・1面)

●日産、三菱自委託見直し「軽」生産燃費偽装受け検討(読売・1面)

●トヨタ、生産遅れ8万台、4工場再開、挽回は秋以降か(読売・9面)

●日産、販売打撃に危機感、ゴーン社長一問一答、対応事実出そろってから(読売・9面)

●環境・自動運転競う、北京国際モーターショー開幕(朝日・8面)

●日産、三菱自に補償請求へ、燃費不正、販売停止など損失分(朝日・8面)

●三菱自、検査部門機能せず、燃費不正、開発とは分離も(産経・26面)

●メキシコ拠点世界へ車、マツダ・日産欧州・中南米に輸出、米フォード30年ぶり工場新設(日経・6面)

ひとくちコメント

佐野研ニ郎氏作品の盗用疑惑が発覚し、白紙撤回してからから8か月。2020年東京五輪・パラリンピックの新たな公式エンブレムがようやく決定した。

ソフトバンク球団の王貞治会長や日産自動車の志賀俊之副会長らを含むエンブレム委員会の21人の委員が非公開で投票。その結果、最終案として選ばれた4案の中から、「組市松紋(くみいちまつもん)」がタイトルの作品A案が過半数を獲得し、最終決定したという。

きょうの各紙にも、「東京五輪『市松模様』、『日本の粋』エンブレム決定」(毎日)などと、1面をはじめ、スポーツ面、社会面などに関連記事を詳しく取り上げている。

最終選考で決まったのはアーティストの野老朝雄さんの作品。江戸時代に「市松模様」として広まったチェッカーデザインを日本の伝統色である藍色で描き、形の異なる3種類の四角形を45個組み合わせて違いを示し、国や文化・思想を超えてつながり合う多様性も表現したという。

色使いはシンプルで地味だが、「日本らしさを感じる」(読売)などと、評判もなかなかだそうだ。アーティストの野老さんは東京造形大で建築を専攻。この3月に名古屋駅前に三菱地所が開業した大名古屋ビルヂングでは、外装のデザインを手掛けたほか、2005年愛知万博でトヨタグループのパビリオンの設計にも参加したという。

出身は東京でも、仕事では名古屋に縁があるアーティストのようである。

《福田俊之》

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