【国際ドローン展16】ドローンの飛行を安定させる装置、釣り具メーカーが8月発売へ

航空 企業動向
ミヤマエが開発した「ミヤ・リードロン」
ミヤマエが開発した「ミヤ・リードロン」 全 2 枚 拡大写真
釣り具メーカーのミヤマエ(本社・大阪府東大阪市)は「国際ドローン展2016」にドローンの飛行を安定させる装置を披露した。それは「ミヤ・リードロン」と名付けられた製品で、釣り具メーカーならではのものだ。

同社は約50年前、1967年に世界で初めて電動リールを開発した会社で、その「ミヤエポック」ブランドは釣りファンの間では有名だ。特に深海釣り用では定評がある。そんなミヤマエが「深海から大空をめざして」をキャッチフレーズに開発したのが、今回披露した「ミヤ・リードロン」だ。

一見すると、釣り用の電動リールにしか見えないが、「そのまま応用しているわけではない」と同社関係者は強調する。釣り用のものよりも引っ張る力を弱めてコントロール性を重視するなど、ドローンに合わせてさまざまな改良を行った。糸を特殊なものにすれば、ドローンに電源を供給することもできるという。

「これを使えば間違いなくドローンの飛行姿勢が安定します。特に風の強い時などはいいと思います。それに、ドローンが行方不明になることをありません。糸をたどっていけば見つけることができますからね」と同社関係者。しかも、これを持っていると行政の許可も出やすくなるそうだ。

発売は8月の予定で、価格は20万円台。同社ではこの製品にある人に対してレンタルも考えている。

《山田清志》

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