【新聞ウォッチ】三菱自の燃費不正、自動車各社の決算発表に“飛び火”… マツダとダイハツ「一切ない」

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三菱自動車(イメージ)
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年4月28日付

●三菱自社長「受注が半減」決算発表、経営陣の責任認める、燃費偽装(読売・2面)

●三菱自不正三つの手口、違法測定、ねつ造、机上計算(読売・9面)

●高速道GS空白解消へ、150キロ以上給油できない16区間(朝日・1面)

●トヨタ量産型の燃料電池車、19年にも発売の計画「ミライ」より小型、500万円台(朝日・8面)

●マツダとダイハツ燃費の不正「ない」三菱自の試験偽装受け(朝日・8面)

●社説・三菱燃費不正、なぜまかり通ったのか(朝日・16面)

●国交省鵜呑み25年、不正3段階全て見逃す、三菱自燃費問題(東京・1面)

●シャープ1000人削減検討、不振の太陽電池など(日経・1面)

●トヨタ、全ライン再開、熊本地震2週間(日経・1面)

●アップル曲り角、成長モデル転換急ぐ、1-3月13年ぶり減収(日経・3面)

●いすゞ・インドで再開、ピックアップトラック生産(日経・11面)

●マツダ純利益15%減、タカタ、エアバッグで特損、前期1344億円(日経・17面)

●日野自、純利益13%減、前期、資源国での販売不振(日経・17面)

ひとくちコメント

2016年3月期の決算発表が始まった。自動車メーカーでは、ダイハツ工業、日野自動車、マツダ、それに燃費データ不正問題に揺れる三菱自動車の4社が、4月27日に発表を行ったが、きょうの紙面をみると、日経を除く各紙は三菱自動車以外の決算記事はほとんど取り上げていない。

その三菱自関連では「国内受注が半減、業績」予想公表見送り」などと、産経や日経が1面の準トップ記事で報じたほか、読売は経済面で燃費偽装の不正には「違法測定」「ねつ造」「机上計算」の3つ手口があり、悪質だと伝えている。

しかも、三菱自の燃費偽装を受けて、マツダとダイハツは「不正を強く否定した」(朝日)などと取り上げているが、決算の内容はそっちのけ。ダイハツはトヨタ自動車による完全子会社化に伴い7月27日付で上場廃止となる。上場企業としての通期決算発表は今回が最後だったが、発表したのは専務執行役員クラスで、三井正則社長は出席しなかった。

そんな中、東京は視点を変えて、燃費の測定検査をしていた国土交通省のチェック体制の甘さを指摘。「三菱自側の提出した最終的なデータだけを鵜呑みにしていた」と報じた。

法令に順守せずに25年にも及んで不正を続けていた三菱自が窮地に立たされているのは当然としても、監督官庁がそれを見抜けなかった検査体制そのものが笊で水をすくうような“欠陥”だったと言わざるをえない。

《福田俊之》

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