マツダ小飼社長「ローコスト経営の実力はまだこんなものではない」

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マツダの小飼雅道社長
マツダの小飼雅道社長 全 2 枚 拡大写真

マツダは4月27日、2015年度連結決算についての記者会見を行った。その中で、小飼雅道社長はこれまで進めてきたモノ造り革新をさらに進め、コスト低減を加速させる考えを示した。

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マツダは16年度から新たな3か年計画「構造改革ステージ2」をスタート。その中で、生産に関して、国内で培ったモノ造り革新をグローバル全拠点に展開し、生産効率の最大化を目標に掲げる。特に重点を置いているのが2014年1月に量産を開始したメキシコ工場だ。

「まだメキシコ工場の稼働率が十分に上がってこない。お取り先様を含めて広島からかなり出ていただきましたけれども、日本の生産と比べたらまだまだ実力不足です。そこはお取り先様と一緒になって、まず強化するということが必要だと思います」と小飼社長は話す。

もちろん日本の工場も現状のままでいいとは考えていない。乗用車とクロスオーバー車(CX)の生産のフレキシビリティをさらに拡大させる計画だ。宇品工場では、「今日の100%は明日の80%」という張り紙を貼り、日々コストダウンを進め、“コツコツ能増”に取り組んでいる。「ローコスト経営の実力はまだまだこんなものではない」と小飼社長は強調していた。

《山田清志》

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