スズキ、17年3月期の営業利益は8%減の1800億円を予想

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スズキは5月10日、2016年3月期の連結決算と今期(17年3月期)の業績予想を発表した。今期は円高の影響などにより営業利益は前期比8%減の1800億円と、2期ぶりの減益を見込んだ。

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今期の4輪車の世界販売は3%増の295万6000台の計画で、達成すれば2期ぶりの過去最高となる。主力のインドは7%増の139万6000台と、前期に続いて最高を計画している。為替は1インドルピー1.6円と前期比で同0.25円の大幅円高を前提とした。他通貨も軒並み円高想定で、営業損益への円高による減益影響は総額620億円になる。純利益は20%減の930億円と2期ぶりの減益を予想した。

16年3月期はインドの4輪販売好調などにより、営業利益は9%増の1953億円、純利益は20%増の1167億円だった。いずれも2期ぶりに最高を更新した。

都内で会見した鈴木修会長は、国内の軽自動車事業について「このままでは白モノ家電のように(収益悪化製品に)なってしまう。私どもの行儀の悪い売り方を止め、大幅に方向転換していきたい」と述べ、収益力の立て直しに取り組む方針を強調した。

《池原照雄》

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