【新聞ウォッチ】自動車大型再編、日産、三菱自に2000億円出資し筆頭株主に

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日産自動車 カルロス・ゴーン社長兼CEO(資料画像)
日産自動車 カルロス・ゴーン社長兼CEO(資料画像) 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全2枚】

2016年5月12日付

●三菱自日産傘下に、2000億円出資、最終調整「軽」拠点雇用維持(読売・1面)

●トヨタ営業益4割減、17年3月期予想、円高5年ぶり減益(読売・1面)

●タカタ赤字130億円、リコール費用大半未計上、3月期連結(読売・9面)

●RVRも不正計算か、三菱自、燃費データ、机上で(朝日・1面)

●USJ沖縄進出を撤回(朝日・4面)

●3工場再編を検討、ルネサス「閉鎖や売却模索」(朝日・8面)

●巻き込み事故相次ぐ大型車、助手席側の視界妨げ厳禁(産経・23面)

●社説、トヨタ決算、円安頼みの限界映す(東京・5面)

●ブリヂストン21%減益、1~3月最終、特殊タイヤが苦戦(日経・17面)

ひとくちコメント

燃費データ偽装問題で大揺れの三菱自動車に新たな動きが出てきた。きょうの日経が1面トップで「日産自動車は約2000億円を投じて三菱自動車の3割強の株式を取得する方向で最終調整に入った」と報じたほか、朝日を除く各紙も1面トップなどで大きく取り上げている。

それによると、「日産が三菱自の第三者割当増資を引き受け実質傘下に入れる案が有力」としている。また「燃費データの改ざんが発覚した三菱自の経営立て直しに協力し、中国やアジアなどでの生産・販売でも連携する」という。

日産と三菱自は、きょう12日に取締役会を開いて資本・業務提携を決めるそうだ。

きのうは、国土交通省に調査の過程を報告した後、益子修会長が初めて出席し、この問題について3回目の記者会見を行った。2時間以上に及んだが、「不正の指示など詳細は『調査中』と繰り返した」(朝日)、 「今回の事態を起こした経緯などの説明は二転三転」(毎日)などと伝えているように、歯切れの悪さからも全容解明は程遠いとの印象が残った。

ただ、 益子会長は「単独では規模として成り立たない。今後も日産自動車とやっていく道を何とか模索したい」と述べ、日産との関係強化を検討しているような発言もみられた。

それから一夜が明けたきょうの朝刊での「三菱自 日産傘下に」の報道である。

きょうは日産が15時15分からカルロス・ゴーン社長が出席して2015年度の決算報告会見も予定されている。思えば、日産の指摘で4月20日に明らかにされた三菱自の燃費不正問題だが、この間、日産が“被害者”という立場で、沈黙を続けてきた点が何となく不自然だった。

《福田俊之》

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