富士重「スバル」へ社名変更、そのねらいとは

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スバル インプレッサ セダン コンセプトと富士重工業 吉永泰之社長(ロサンゼルスモーターショー15)
スバル インプレッサ セダン コンセプトと富士重工業 吉永泰之社長(ロサンゼルスモーターショー15) 全 2 枚 拡大写真

富士重工業は、5月12日に開催した臨時取締役会において、2017年4月1日付で、社名を「株式会社SUBARU」(英文表記:SUBARU CORPORATION)に変更することを決議した。

同社は1917年に創設された飛行機研究所(後の中島飛行機株式会社)を源流とし、幾多の変遷を経て1953年に現在の富士重工業として設立された。その後、1958年発売の軽自動車 『スバル360』に端を発するスバルブランドの自動車事業を中心に、航空宇宙、産業機器などの各事業を発展させてきた。

現在、スバルの自動車事業は世界90か国以上に展開しており、2017年3月期は初の年間販売台数100万台超えを見込むなど、世界各国の顧客の支持のもと、力強い成長を続けている。

2014年5月に発表した中期経営ビジョン「際立とう 2020」では、2020年のありたい姿を「大きくはないが 強い特徴を持ち 質の高い企業」と定め、その実現に向けて「スバルブランドを磨く」と「強い事業構造を創る」ことに取り組んできた。

今回、創業100周年を機に、長年親しまれてきた社名を変えて、ブランド名と統一させる目的は、この「スバルブランドを磨く」取り組みをさらに加速させ、スバルを自動車と航空宇宙事業における魅力あるグローバルブランドとして成長させることにある。

なお、6月28日開催予定の第85期定時株主総会で定款変更が承認されることを条件に、社名変更を実施するとしている。

《森脇稔》

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