大型連休、房総特急は前年割れでも「50km以内利用者は季節問わず増」

鉄道 企業動向
上総一ノ宮駅
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伊豆へ向かう「踊り子」、房総を行く「わかしお」「さざなみ」「しおさい」。どの列車も都心と海辺の町を結ぶ特急列車だが、JR東日本の大型連休利用状況をみると、房総特急が前年比88%と落ち込んだ。連休中の運休などが影響したというが、「好調な部分もある」という。

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5月4日、房総方面特急のなかには、強風の影響で運休する列車が複数あった。「外房線、内房線方面の特急列車で合計7本が運休した。これが前年比8割という数字に表れた」と千葉支社。この日、低気圧と前線の影響で全国的に風が強く、海上は波が高くなった。京葉線などでも遅延が生じ、幕張海浜公園特設ステージで3日間行われる予定だった野外フェス「JAPAN JAM BEACH 2016」も中止に。

房総特急と同じく海辺を行く特急「踊り子」は、前年比108%と利用数増。横浜支社は「遅延や運休もなく、休日の並びがバランスがよかったからか」とみている。こうしたなか首都圏の各支社とも「平日と変わらず好調」「利用者が増えている」という部分もある。

B特急料金の“50km区間利用”だ。JR東日本のB特急料金で利用できる列車のなかでも都心と各方面を結ぶ特急列車は「着席して移動したい」というユーザーに受けているという。都心と横浜・伊豆方面を結ぶ「踊り子」、房総方面の「わかしお」「さざなみ」「しおさい」をはじめ、山梨・長野方面の「かいじ」「あずさ」、群馬方面の「あかぎ」などはB特急料金のエリアを走る列車だ。

こうした列車の自由席を利用し、営業キロが50kmまでの区間を行く場合は、運賃に510円のB特急料金の追加で済む。「グリーン車よりも安い料金で座って移動できるというメリットで利用する人たちが増えている」とJR東日本はいう。

4月下旬、大船駅から特急「踊り子」を利用して東京へ戻ったさい、同じように大船から乗車した客が8人いた。幕張メッセなどの最寄り駅、海浜幕張駅のスタッフも「B特急料金を払って、座って東京へ戻るというビジネス客も少なくない」と話していた。

《レスポンス編集部》

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