三菱、日産から資金調達…ピックアップトラックと SUVの新商品投入へ

自動車 ビジネス 企業動向
新型日産 NP300ナバラ 欧州仕様
新型日産 NP300ナバラ 欧州仕様 全 3 枚 拡大写真

5月12日、日産自動車との資本提携を発表した三菱自動車。日産から調達した資金を、三菱自動車はどう活用していくのか。

今回の資本提携では、三菱自動車が第三者割当増資を行い、5億0662万株の新株を発行。この新株を日産に割り当てることで、三菱自動車は2373億円の資金を調達する。

日産と三菱自動車は、「三菱自動車の調達資金の使途の詳細については、現時点では未定」との立場。しかし、両社が想定しているのが、「フレームベースのピックアップトラックとSUVの新商品投入」に、資金の一部を充当すること。

かつて、『パジェロ』が大ヒットした三菱自動車。ここ数年、三菱自動車はSUVを主力製品に位置付けてきた。日本国内では『アウトランダー』や『デリカD:5』、東南アジアではピックアップトラックの『トライトン』やSUVの『パジェロスポーツ』などが支持されている。

日産自動車も、フレームベースのピックアップトラックと SUV が、「三菱自動車の戦略商品」と認めている。三菱自動車は得意分野に、日産から得た資金を効率的に投入し、立て直しを図ることになる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る