VW、他社との連携を強化…デジタル化やモビリティサービス分野で

自動車 ビジネス 企業動向
フォルクスワーゲングループのマティアス・ミューラーCEO
フォルクスワーゲングループのマティアス・ミューラーCEO 全 2 枚 拡大写真

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループ。同社が今後、他社との連携を強化していく意向を示した。

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これは4月28日、フォルクスワーゲングループがドイツ・ウォルフスブルグで開催した年次決算会見の場で明らかにしたもの。同社は、「デジタル化やモビリティサービスといった今後重要度が増していく分野では、これまで以上に、他の企業との連携や株式投資を視野に入れる」と発表している。

フォルクスワーゲングループは間もなく、今後の10年間の経営戦略を公表する予定。その中ではデジタル化、ネットワーク化、eモビリティ、新しいモビリティサービスなど、自動車産業の将来に向けた領域に焦点を当てていく計画。

フォルクスワーゲングループのマティアス・ミュラーCEOは、「自動車メーカーが、同じセクター内だけで全てのことを行う時代は終わった。今後もそのようなことはないだろう。分野を限定したり、単独で努力したり、自分たちが最も知識があって良い結果も出せるという思い込みは、目標を実現する助けにはならない」、と言い切る。

ミュラーCEOが有望視するのが、デジタル化と新しいモビリティサービスの2つの分野。同CEOは、「今後自動車メーカーが、多くの利益を上げられる可能性がある分野。我々は、これらの分野にできる限り参入していきたいと考えている」と語っている。

《森脇稔》

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