日本自動車工業会が発表した2015年度(2015年4月~2016年3月)の福祉車両販売台数は、前年同期比6.5%減の4万4745台と前年を下回った。前年度が過去最高で水準が高かったのに加え、2015年度は新車市場全体が低調だったため落ち込んだ。
福祉車両販売は、自工会会員メーカーとして把握できる販売台数を集計したもので、ユーザーが直接架装メーカーに持ち込み改造したものは集計されていない。
車種別では、普通・小型自動車が同6.4%減の2万3398台となった。「車いす移動車」、「昇降及び回転シート車」、「運転補助装置付車」ともに、前年を下回った。
軽自動車は、「車いす移動車」、「昇降及び回転シート車」、「運転補助装置付車」ともに、前年を下回ったことにより、軽自動車全体では同14.7%減の1万5837台となった。
バスは同28.0%増の5510台となり、8年ぶりに5000台を上回った。