【スマートフォン&モバイルEXPO16】ウェアラブルや女性向けも…ゼンリンデータコム、「いつもNAVI」サービスを充実

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
エプソンの“MOVERIO”を使ったインバウンド向けガイダンス機能を提案
エプソンの“MOVERIO”を使ったインバウンド向けガイダンス機能を提案 全 15 枚 拡大写真

スマートフォン用ナビアプリ「いつもNAVI」を提供するゼンリンデータコムは、5月11日~5月13日、東京ビッグサイトで開催された「スマートフォン&モバイルEXPO 2016」に出展。「いつもNAVI」を核とした多彩なソリューションやサービスを紹介した。

最も目を引いたのは、グラス型/ウォッチ型デバイスによる 「いつもNAVI for Wearable」の展示だ。グラス型では参考出品としてエプソンの“MOVERIO”を使ったインバウンド向けガイダンス機能を提案した。MOVERIOのコントローラとしての役割を持つアンドロイド端末で、現在地に応じた最適なガイダンス情報をグラス上に映し出す。方角も認識するので、向いている方向にある施設がどんな情報なのかも把握できる。英語や韓国語、中国語に対応するが日本語表示も可能だった。

ウェアラブルウォッチ型の展示では、「いつもNAVI for Wearable」をカシオの「スマートウォッチ」や「アップルウォッチ」を使った一例を提案。それぞれに合わせてデザインを用いて最適なガイド情報を表示するように工夫されていた。ゼンリンデータコムでは、ウェアラブルデバイスは地図や位置情報との連動として親和性が高いとしており、地図情報をもとにウェアラブルデバイスの開発やウェアラブルデバイス向けのサービス開発へと取り組んでいる。今回の出展はその流れに沿って開発を行ったものだ。

「いつもNAVI」関連では、デンソーが開発した「くるくるピ」への対応例も紹介した。「くるくるピ」はステアリングに取り付けて使う円形のコントローラーで、スマートフォン内の「いつもNAVI」だけでなくAVソースのコントロールが可能になる。iOSだけの対応とはなるが、周囲のリングと中央のダイヤル、ホームボタンなどを組み合わせ、指先で軽快な操作が楽しめるようになる。その操作感はまるでインダッシュ型ナビを操作しているかのよう。並行する一般道/高架道との切り換えにも対応するなど、工夫の跡が伺える仕様となっていた。

「いつもNAVI」を、“かわいい”をコンセプトに女性のための地図アプリとしたのが『恋するマップ~女子ちず~』。出展ではその名称引っかけて『鯉するマップ~女子ちず~』とした“カープ女子”のための地図アプリを用意した。地図上に表示されるカープ坊やをタップすると広島カープ関連の様々な施設や情報を表示。広島弁でのガイド等も備え、シーズン限定で利用できる。このアプリは、カフェやデートスポット、ネイルや美容サロンなど女性のためのお出かけスポット情報のほか、最近では航空会社「スターフライヤー」バージョンを用意するなど女性に嬉しい機能を備えるアプリとして話題となっていた。

会場にはマレーシアとシンガポール向けの車内ナビ連携アプリ「It's NAV」を参考出品。ゼンリンデータコムでは、コンシューマ/ビジネス用途を問わず、今後も幅広い分野にアプローチしてユーザーのニーズを探っていく方針だ。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る