JXホールディングスが発表した2016年3月期の連結決算は、営業損益が622億円の赤字だった。前年同期は2188億円の赤字で赤字幅は縮小した。
売上高は原油安による石油製品の販売価格が低下し、前年同期比19.7%減の8兆7378億円と大幅減収となった。
経常損益は86億円の赤字だった。在庫影響を除いた経常利益相当額は同2.2%増の2609億円だった。石油製品事業は燃費良化や経費削減の効果があったほか、石油化学品事業では円建てマージンが改善した。
当期損益は2785億円の赤字となった。
今期の通期業績見通しは売上高が同0.7%増の8兆8000億円、営業利益が2300億円、経常利益が2600億円、純利益が1250億円を予想する。