三菱自、社長・副社長辞任、会長は無報酬「外の血が必要」

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報酬を返上する益子修会長(中央)、引責辞任する相川哲郎社長(手前)、中尾龍吾副社長(奥)、(18日・国交省)
報酬を返上する益子修会長(中央)、引責辞任する相川哲郎社長(手前)、中尾龍吾副社長(奥)、(18日・国交省) 全 2 枚 拡大写真

三菱自動車工業は18日、国土交通省で燃費不正操作の3度目の報告を実施した後、省内で会見を行い、社長以下役員の辞任を表明した。

COOである相川哲郎社長、開発トップの中尾龍吾副社長は、来月をもって辞任。CEOの益子修会長は続投するが、報酬を自主返納する。

「監査等委員会設置会社に移行する予定だったが、まことに残念。大きな戦力の喪失。移行は取りやめざるをえず、年内に予定の新体制に向けて暫定的な体制で走らざるを得ない。新体制まで現職にとどまる」と益子氏は、述べた。

相川氏は12日の会見後に辞任の意向を固めた。

「日産自動車との提携で、永続的な未来に向けての道筋ができたこと。開発部門を改革する必要があり、そのためには外の血が必要だと考えた」

また、中尾氏は「今回の不正事案が発覚した時点で、開発のトップとして管理監督の責任をとる必要がある。第一回の記者会見が終わった後、辞任したいという話をした」と、短く答えた。

益子氏は、日産自動車との手続き交渉窓口になり、新しい執行部体制までの間、再発防止の体制作りに当たる。また、水島工場や関連部品メーカーの存続に「最大限の努力をする」と話した。

《中島みなみ》

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