シェフラー、コンチネンタルと開発した第2世代ガソリン技術車を公開

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第2世代のガソリン技術車(GTC II)
第2世代のガソリン技術車(GTC II) 全 1 枚 拡大写真

シェフラーは、第37回ウィーンモーターシンポジウムに、「第2世代のガソリン技術車」(GTC II)を世界で初めて公開した。

2014年のウィーンモーターシンポジウムで展示された第1世代のガソリン技術車(GTC I)は、NEDC(新欧州ドライビングサイクル)で基準車と比較して燃料効率が最大17%向上、CO2排出量も95g/km以下に削減した。GTC I技術を導入した「フォード・フォーカス」基準車には、3気筒1リットルのターボエンジン(GTDI)と12Vスタート・ストップシステムが搭載されていた。

今回、プロジェクトパートナーであるコンチネンタルとシェフラーは、フォードとも連携し、第1世代のGTC Iに続く第2世代となるGTC IIを開発し、ウィーンモーターシンポジウムで公開した。

GTC IIは、インテリジェントな最新世代の48Vハイブリッドアーキテクチャを最も高度な形で紹介するもの。GTC IIでは、GTC IのNEDCに基づく燃費がさらに約13%向上している。第2世代モデルでは、電気モーターをエンジンとトランスミッションの間に統合し、高効率を実現した。

GTC IIの電動モーターは、内燃機関とトランスミッションの間のベルトによって、ドライブトレインに組み込まれている。ベルトの上流側と下流側に1つずつある2つのクラッチにより、エンジンは要求に応じて完全に切り離され、電動モーターを独立して使用できる。これにより、GTC IIは低負荷で、一定速度での電気走行、アイドリングストップなどの電気始動の両方をサポートする。

減速段階にエンジンブレーキの影響が無いため、より多くの運動エネルギーを回生に利用できる。また、オーバーランが回避されるため、エンジンや後処理システムの冷却が減る。そしてコンチネンタルの高性能な48V EMICAT電気加熱触媒の利用により、長時間のエンジンオフ後でも、エンジンアウトの排出量が迅速に低減される。GTC IIがEuro 6cの排出ガス基準(2017/2018)の厳しい要件を徹底して順守する上で大きな役割を果たすとしている。

《レスポンス編集部》

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