燃費不正「競争と不正防止は二律背反ではない」自工会 西川会長

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新会長・西川廣人(日産自動車COO副会長)
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日本自動車工業会の西川廣人会長は19日、4人の副会長と共に定例会見に臨んだ。熊本地震への見舞と共に、冒頭で燃費不正問題に触れて次のように述べた。

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「法令違反はあってはならないこと。真の原因を見極めた上で、十分な再発防止策を考えていただきたい」

会長職は、従来各メーカーと経産省OBを含む5人の副会長で支えてきた。再任されるはずだった副会長の相川哲郎三菱自動車社長が辞任したことで、そのポストは当面は空席のまま見切り発車した。前日には三菱自動車に加えて、スズキも法令とは異なる測定方法で走行抵抗値のデータを提供したことを謝罪したばかり。日産自動車の副会長でもあり、渦中にもある西川氏の就任でも、注目は否応でも不正問題に集まる。西川氏の見方は厳しかった。

「一般論で言うと、競争が燃費の部分で厳しかろうが、いろんな分野で厳しくなる。そういう中で不正をするのは論外。競争と不正防止は二律背反ではなく、競争する中で不正がない状況を作らなければらない。どんなに厳しかろうが不正は不正である」と、断じた。

三菱自動車の不正では、軽自動車トップの燃費を打ち出し優位性を確保しようとした。こうした燃費重視の姿勢も疑問を呈した。
「燃費は非常に大きな要素だが、競争のポイントはいくつもある。燃費に偏っているものではない」

16年度の事業計画で「国内市場の活性化」「事業環境の改善」「安全・快適で持続可能なクルマ社会の創造」の3つの柱を掲げて新味を打ち出そうとした西川氏だが、当面は足下の課題対応に追われることになりそうだ。

《中島みなみ》

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