三井化学星野常務、リモノの超小型EV「話が来てすぐに参画を決断」

自動車 ニューモデル モビリティ
三井化学の星野太常務執行役員
三井化学の星野太常務執行役員 全 5 枚 拡大写真

5月20日にrimOnO(リモノ、本社・東京都中央区)は超小型電気自動車(EV)を披露したが、その開発には4社が全面協力している。そのうちの1社である三井化学の星野太常務執行役員は「話が来て、私の決済ですぐに参画を決断した」と話す。

【画像全5枚】

三井化学は自動車向けに幅広い素材を提供しており、その量は日本の会社で一番との自負を持っている。しかし、このままではダメだという懸念を星野常務は持っていた。

「自動車というモビリティを考えた時、今いろいろなものが変わってきており、新しい方向に行き始めている。そういうなかで、言われたものだけを出していたのではいけない。材料メーカーなりにこんなものがつくれるという提案をすることが重要になってくると思うんです」。

星野常務は普段から研究者に対して「研究所にこもっていてはダメだ。外に出ていろいろなものを見てこい」と話しているそうだ。そのことによって、研究者の発想が広がり、時代を先取りしたさまざまな提案もできると考えているわけだ。

今回の話を二つ返事でOKしたのも、そんな狙いがあった。「私が言いつける社内の仕事よりも、このリモノの仕事のほうが研究者は楽しそうでいきいきとして仕事をしていた」と星野常務は冗談交じりに話していた。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  3. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
  4. 日産『ルークス』新型、1か月で受注1万1000台突破…約8割が「ハイウェイスター」選択
  5. 「大ヒットの予感」トヨタが“小さいランクル”初公開! SNSでは「男心をくすぐる」「日本でも扱いやすそう」と期待のコメント続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る