ブリヂストン、AI実装の最新鋭タイヤ成型システムを彦根工場に初導入

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ブリヂストンは5月25日、同社独自のICTに人工知能(AI)を実装した最新鋭タイヤ成型システム「EXAMATION」を彦根工場に初導入したと発表した。

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ブリヂストンは、1990年代後半から高性能タイヤの開発、品質向上に向け、ICTや最先端技術を導入したタイヤ生産システムの研究、開発を推進。2002年には、世界で初めて部材工程から製品検査工程までを全自動化し、生産現場の状況をリアルタイムで把握するネットワーク技術を導入した生産システム「BIRD」を開発した。

最新鋭タイヤ成型システム EXAMATIONは、ICTをさらに進化させるとともに、新たなコンセプト「Bridgestone Intelligent office BIO/Bridgestone Intelligent Device BID(BIO/BID)」に基づいた革新的な生産技術を実現する同社独自のICTを搭載。BIO/BIDは、高分子・ゴム・複合体の材料加工に関する知見を加えた独自のデータ解析に、生産工程等で得られる膨大な情報をビッグデータ解析し、さらに技能員が培ってきた技術・ノウハウを加えた独自のアルゴリズムを搭載する。

BIOで生み出される、これまでの知見を超えたアルゴリズムに基づき、BIDが生産システムを自動制御する独自のAIを搭載することで、技能員のスキルに依存してきた従来の生産工程や品質保証の判断・動作を、EXAMATION側で全て自動的に行う。これにより、人による様々なバラツキが極小化されることで、従来にない高精度なモノづくりが可能となる。さらに同システムで得られた情報は、既存の成型システムや前後の工程間、製品情報など様々なデータに繋ぐことで、工場全体の工程能力向上へも貢献する。

ブリヂストンでは今後、同システムを既存工場、新設工場などグローバルに展開していくことで、生産競争力の強化を図るとともに、より高品質の商品を多くの顧客に提供していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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