京丹後市丹後町、Uber社のシステムを活用した自家用車有償運送を開始

自動車 ビジネス 国内マーケット
Uberの画面イメージ
Uberの画面イメージ 全 1 枚 拡大写真

NPO法人 気張る!ふるさと丹後町は、米Uber社のシステムを活用した「公共交通空白地有償運送(ささえ合い交通)」を5月26日より開始すると発表した。

京丹後市丹後町域では、2008年にタクシー事業者が撤退。その後、同法人が市の委託を受けて、2014年から市営デマンドバスを運行している。しかし、デマンドバスの利用には事前予約が必須で、乗車できる曜日や地域が限られているなど、住民からは、さらなる地域交通の充実を望む声が上がっていた。

ささえ合い交通は、UberのアプリベースのICTシステムを活用した日本で初めての取り組み。国土交通省の定める法定要件を備えた運転者と登録済みの自家用自動車で、交通空白地における交通ニーズに応えようというものだ。

ささえ合い交通は、8時から20時まで毎日運行。Uberのアプリを起動し、乗車場所を設定して「依頼する」をタップするだけで利用できる。運賃は最初の1.5kmまで480円、以遠は120円/km加算。乗車は京丹後市丹後町から、降車は京丹後市全域でできる。

また京丹後市では、訪日観光客の誘致にも力を入れているが、現在の公共交通では言語の問題や現金のみの対応などの課題があった。今回、45言語に対応し、クレジットカード決済機能を持つUberのアプリを活用したささえ合い交通を導入することで、外国人旅行者の京丹後市における交通の利便性の向上も図っていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  5. BMW『3シリーズ』が50周年! 日本だけの限定車発表に、SNSでは悲喜こもごも?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る