ホンダ S660 無限 RA…カスタマイズベースとして楽しめるコンプリートカー[写真蔵]

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ホンダ S660 無限 RA
ホンダ S660 無限 RA 全 35 枚 拡大写真
無限が開発した、ホンダ『S660 無限 RA』。無限のコンプリートカーシリーズ第3段となる今回のS660 RAは、コンプリートカーであるにも関わらず、カスタマイズベースとしても活用できる興味深い仕上がりになっている。

NISMO・STI・無限・TRDの4社で構成されるワークスチューニンググループの合同試乗会で、無限が持ち込んだ真っ赤なS660は一見ノーマルに見えるが、痒いところに手が入った憎い仕上がりとなっている。

2007年9月に発売された、ホンダ『シビック 無限 RR』、2012年11月に発売された『CR-Z 無限 RZ』に続く無限コンプリートカー第3段となるS660 無限 RA。これまでのコンプリートカーのような派手なエアロは装着していないが、無限コンプリートカーのアイデンティティである、ドライカーボン製のフロントグリルを装着。カーボンの柄が左右対称に広がるように、そしてグリル・ヘッドライト・ボンネットのキャラクターラインが密接に繋がるようにデザインされている。

足回りにはビルシュタイン製の車高調整式サスペンションが採用され、ホイールにはBBS製の切削鍛造アルミホイールが採用されており、この2つが走りの良さと軽量化に寄与している。マフラーはオリジナルデザインが施されたオールステンレス製のスポーツサイレンサーが採用され、軽快な音を奏でる。

エクステリアが小変更で留まる中、インテリアは本革製の専用カラーシートが採用され、ヘッドレスト部分には無限の刺繍が施される。ステアリング上部にはコーポレートカラーのステッチが入り、エンジンスタートスイッチやシフトノブ、専用マットが敷かれる。センターコンソールにはコンプリートカーのシリアルナンバーが配され所有する喜びも感じられる。さらに、メーターにはイグニッションオンで無限のロゴが点灯される。常に目に入る部分にロゴがあることで、プレミアム度に差が付くだろう。

では、なぜコンプリートカーなのに、小変更に留まるかといえば、S660ユーザーの購入年齢層が幅広く、そして若干高めの方が多いということがポイント。無限のフルエアロを組み、ハードなサスペンションチューニングも行えるが、そうではなく、多くの人に楽しんでもらいたいとのこと。ボディカラーも3色用意し、ミッションも6MTとCVTを用意して全体的に小変更に留まり、最低限のチューニングをしたこの状態でも楽しめる仕様になっている。その先にエアロなどをユーザーカスタマイズを楽しんでほしいという無限の思いが込められている。

全国限定660台、無限 RA取り扱い店のみでの販売となる。価格は税込み289万円となる。

《雪岡直樹》

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