【人とくるまのテクノロジー16】日本特殊陶業、今秋発売のコンパクトマルチガス計測器を先行展示

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今秋発売のコンパクトマルチガス計測器を先行展示した日本特殊陶業(人とくるまのテクノロジー展2016横浜)
今秋発売のコンパクトマルチガス計測器を先行展示した日本特殊陶業(人とくるまのテクノロジー展2016横浜) 全 5 枚 拡大写真

日本特殊陶業(NGK・NTK、名古屋市)は、走行中の排気ガス中の有毒物質濃度をリアルタイムに計測できる「コンパクトマルチガス計測器」を先行公開。エンジン開発などに用いられるこの“マストアイテム”は、この秋に発売が予定されている。

計測器本体のサイズは、幅340×高さ270×奥行き280mmとその名のとおりコンパクト。モジュールチャンネルは最大8ch、出力はCAN、USB、アナログ、入力はOOBD2、GPS。USBメモリにデータを記録でき、「排気ガスのPM(粒子状物質)、PN(排出粒子数)、NOx(窒素酸化物)、O2(酸素)が測定できるところが売り」という。

この計測器は、排気ガス中のPM・PN・NOx・O2をリアルタイムに計測できるほか、排管へ直接挿せるセンサ、短時間起動、パソコン接続不要といった特徴を持つ。

こうした小型・軽量で再現性に優れた計測システムが求められるのは、「実走行中のエミッションがシャシー計測より悪く、規制値を大きく超える」「実車走行時、既存の車載式排出ガス測定システム(PEMS)では形状が大きく重量もかさみ、手間がかかる」「実走行時の排ガス規制(RDE=Real Driving Emission)が欧州で導入される予定で、日本でも検討されている」といった背景があるという。

《レスポンス編集部》

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