メルボルンの電車・バス24時間運行、試験的導入から半年…利用者の声とにぎわい

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メルボルンの中長距離列車が発着するターミナル、サザンクロス駅(Southern Cross)
メルボルンの中長距離列車が発着するターミナル、サザンクロス駅(Southern Cross) 全 20 枚 拡大写真

オーストラリア南端、シドニーに次ぐ豪州 第二の都市、メルボン。冬支度をむかえるこの街で、電車やバスの24時間運行が開始されて半年。地元の人たちに利用後の感想を聞いてみると、「すごく盛況」「線路沿いの住民は走行音が気になるかも」などといった声が聞けた。

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ビクトリア州政府が、土曜・日曜の週末に24時間運行を1年間限定で試験的に導入すると発表したのは2015年8月。「2016年1月1日から、週末に外出する人たちや、シフト労働者たちの足となるべく、公共交通機関の終夜運転(all-night public transport)をスタートさせる」と打ち出した。

この24時間運行は、街の中心にあるフリンダース・ストリート駅(Flinders Street)を発着する近郊電車(Metropolitan trains)をはじめ、路面電車(Yarra Trams)、路線バスなどで実施されている。一部の中距離・長距離列車(V/Line)もフリンダース・ストリート駅に隣接するターミナル、サザンクロス駅から深夜便が設定された。

24時間運行でにぎわう週末を経験した地元観光スタッフは、「全豪オープンテニスやF1オーストラリアグランプリで盛り上がった夏は、多くの観光客や観戦客がメルボルンの夜を遅くまで楽しんだようだ。私の友人も夜中1時過ぎの電車に乗ったとき『乗客もかなり多く、空席がほとんどくなるくらい混雑していた』と。『警察官が車内を警備し、各駅でも警察官やスタッフが巡回しているから、安心して帰宅できた』とも言っていた」と教えてくれた。

また日本の観光客やビジネスマンなどを案内するガイドは、「意外と若い人が多く利用している。深夜から0時をまわるころにかけて、電車に乗ってクラブへ繰り出す若者を多く見かける。これまでタクシーを常用していたクラブ通いのティーンエージャーたちも、週末の深夜メトロ(電車)で小遣いを浮かせているみたい。シニア世代はボディクロックでのアクティビティがメインだから、24時間運行でも利用する機会は少ないかも」と話していた。

東京都は猪瀬都知事時代に、都営バス24時間運行(金曜深夜、渋谷~六本木)を試験的に導入したが、早々に打ち切り。メルボルンの24時間運行も、手放しでよろこべないようだ。

「混みあう夜中に自転車を持ち込む人や、スケボーに乗って乗り込む客がいて、混沌としていた。たまたま3時台の電車に乗ったときは、さすがに混んでなかった」と振り返るのは、この連休にジェットスター直行便でメルボルン旅行を楽しんだという男女。

帰国後、男性は「ただ日本と違っていいところもある。禁煙はもちろんだが、車内での飲酒などがNGなので、深夜の車内も意外ときれい。窓の引っかき傷のような落書きは多いけど」ともらしていた。

車内や駅などに、「目的地までのきっぷを買って乗車して」という基本に加え、「禁煙」「飲酒はダメ」「シートに足を投げ出さない」「発言・行動はマナーを守って」「ゴミは持ち帰って」「落書き禁止」「監視カメラで見てる」「ドア付近は譲り合って」といった注意書きがあるメルボルンの公共交通機関。この街の電車バス24時間トライアルは、折り返し地点をむかえ、残すところあと半年。都バスのように早期終了となるか、「好評につきサービス延長」「本格稼働」へとつなげられるか。

《レスポンス編集部》

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