パナソニック、車載用導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサを製品化

自動車 ビジネス 国内マーケット
パナソニック 車載用導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ ZKシリーズ
パナソニック 車載用導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ ZKシリーズ 全 1 枚 拡大写真

パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は5月31日、ECU(電子制御ユニット)の電源回路に適した、小形ながら大容量化と大電流化を実現した車載用導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ「ZKシリーズ」を製品化したと発表した。

環境対応車の燃費改善や環境規制への対応を背景に、ECUの搭載数増加やエンジンへの直接搭載、機電一体化が求められており、ECUの電源回路の電源電圧安定化やノイズ除去などを目的に搭載されるコンデンサには、小形化、大容量化、大電流化が要求されている。

新製品は、電極箔の高容量化技術や電解液と導電性高分子の高耐熱化技術を進化させ、小形ながら大容量化、大電流化を実現。従来と同サイズで比較した場合、静電容量は最大約1.5倍、リプル電流値は20~40%アップの大電流化を達成し、ECUの小型化やエンジンへの直接搭載、モータ駆動時の瞬時大電流供給に貢献する。

また、従来、大電流対応のコンデンサはECUの製造工程において、別工程での実装が必要だったが、新製品は面実装タイプで基板への自動実装が可能となり、工程の合理化にも貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  4. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
  5. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る