深刻、女子トイレに行列「乗り遅れるんじゃないか」...バスタ新宿

自動車 ビジネス 国内マーケット
成田空港国内線なみの利用者だが、トイレが少ない「バスタ新宿」(渋谷区千駄ヶ谷)
成田空港国内線なみの利用者だが、トイレが少ない「バスタ新宿」(渋谷区千駄ヶ谷) 全 2 枚 拡大写真

新宿駅の直結する日本一のバスターミナル「バスタ新宿」で、ちょっとした騒動が持ち上がっている。バス待ちをする女子学生に聞いた。

【画像全2枚】

「トイレに行列できてて、乗り遅れるんじゃないかと焦る」

バスタ新宿は、4月4日にサービスを開始。利用者は1日約2万人、開業から1か月の利用者が延べ約58万人を記録した。この人数は、成田国際空港の国内線利用客に匹敵すると、国土交通省東京国道事務所は話す。

ところが、利用者に用意された女子トイレは、バスが発着する4階フロアーに2か所、タクシー乗り場である3階フロアーに1か所の3か所。1か所で4人、フル稼働しても一度に12人しか利用できない。成田空港には国内線専用ターミナルはないが、出発便と到着便に分かれて「トイレはどこにでもある」(成田空港インフォメーション)という状況とは、かなり勝手が違う。

「トイレがないバスもあるから、けっこうキツイ」(前同)
バスタ新宿の利用者にとって、この行列の待ち時間は深刻な問題だ。便によっては、車両にトイレが設置されていないバスもある。夜に出発し、始発に合わせて到着するような場合でも、トイレに自由に行けない状況が待っている。しかも、この巨大ターミナルでは、1か所のバース(発着場所)で各バス会社が違った行先に向けて6分~10分間隔で、バスを出発させる。トイレ行列の時間待ちで時間を浪費するわけにはいかない事情もある。

そのためバスタ新宿は、開業から2週間後に「混雑時には御手洗いが大変混雑いたしますので、出発時間に余裕を持ってお越しください」という注意をホームページに掲載。それぞれのトイレの前に、別の場所のトイレ案内なども掲示した。が、それだけで、この問題は解決しそうにない。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  3. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る