Googleの自動運転車、クラクションも鳴らせるように進化

自動車 テクノロジー 安全
Googleの自動運転車 (c)Getty Images
Googleの自動運転車 (c)Getty Images 全 9 枚 拡大写真

 Googleの自動運転車がまた1つ、次の段階に進んだようだ。開発チームは、マンスリーレポート上で、自動運転車の人工知能に、クラクションの鳴らし方を教えたと報告している。

 人工知能が学習したクラクションの鳴らし方は、主に2種類。1つは、大きな危険を感知した際の、長く大きなクラクション。これは、運転中に異なる車線のドライバーがはみ出してきた際など適用される。もう1つは、小さな危険を察知した際の、短く、小さなクラクション。パーキングなどで、前の車がGoogleの自動運転車の存在に気付かず、バックしてきた時などに適用される。

 さらに、マンスリーレポートでは、電気自動車全般の問題である、走行時の「音」の部分にも触れられた。電気自動車は、燃料を燃やして走行するわけではないため、一般的にガソリン車などと比較すると、走行時の音が静かだ。静音性は夜間の騒音問題等に有益な一方で、目の不自由な方や高齢者は、車の接近に気付くことができないなど、問題も多い。

 Googleの自動運転車ではこうした問題を回避するために、エンジンの駆動音や、動物の鳴き声など、擬似的な走行音がテストされた模様。走行時の「音」について、最終結論は明かされていないが、先述のクラクションといい、Googleはみんなに優しい自動運転車の開発を目指しているようだ。

《Tsujimura@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る