【JISSO PROTEC16】川崎重工、リース会社と始めた“ロボット派遣”に反響

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川崎重工業が開発した双腕スカラロボット「デュアロ」
川崎重工業が開発した双腕スカラロボット「デュアロ」 全 2 枚 拡大写真

川崎重工業は電子回路関連の展示会「JISSO PROTEC2016」に自慢の産業用ロボット「duAro(デュアロ)」を出展。そのロボットを利用して始めた「ロボット派遣」が業界内で話題を呼んでいる。

川崎重工がデュアロを発売したのは昨年10月。双腕スカラロボットで、同軸上に配置した2つのアームを1台のコントローラで制御し、人ひとり分のスペースに設置することが可能だ。同軸双腕構造にしたことで双腕作業のほかに、スカラロボット2台では実現できない2本の腕を使った協調動作もできるようになった。

「人と共存するためにつくったロボットで、特に安全策のようなものはいりません。移動もキャスターがついているので楽です。人ひとり分で設置できるため、ロボットのためにラインを変更する必要がないんです」と同社関係者は話す。価格はオプションなしで280万円。

発売6か月間で電子部品関連工場を中心に500台以上を納入した。しかし、知名度はまだまだだそうで、このロボットの良さを知ってもらうために4月から新たな試みを始めた。それが東京センチュリーリースと一緒に始めた「ロボット派遣」だ。

いわゆるロボットのレンタル事業だが、「そのネーミングから話題を呼び、予想以上の反響となっている」(同社関係者)という。月額レンタル料金18万2000円から。「これをきっかけに自動車関連企業などいろいろな企業に使ってもらいたい」と同社関係者は話していた。

《山田清志》

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