日本セーリング連盟(JSAF)、福岡市、ソフトバンクグループは、2017年に開催される第35回アメリカズカップの予選「ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ(LVACWS)」第9戦目・福岡大会を11月18日から20日に福岡市中央区地行浜で開催すると発表した。
福岡市は、2019年のラグビーワールドカップや2021年の世界水泳選手権の開催地に選ばれるなど、世界規模のスポーツイベントに対応できる都市で、ソフトバンクグループとしても福岡ソフトバンクホークスの本拠地としてゆかりがある場所。
アジアで開催するのは、1851年から開催されているアメリカズカップで初めて。
アメリカズカップは、1851年にロンドンの万国博覧会の記念行事として開催されたヨットレースに、アメリカのチームが参戦して優勝カップを持ち帰ったことから始まる、世界最高峰の国際ヨットレース。アメリカズカップで優勝したチームが受け取る優勝杯「アメリカズカップ」は、継続して使用されているスポーツの優勝杯として世界最古と言われている。
一斉に全チームがレースを行うLVACWSを2年かけて世界各国で戦い、2017年に開催するアメリカズカップで、前回大会優勝チームであるオラクル・チーム・USAと対戦する。
これまでLVACWSは、世界各国で5戦が開催されてきた。今後、福岡大会の前に、6月10日から12日に第6戦シカゴ大会(米国)、7月22日から24日に第7戦ポーツマス大会(英国)、9月9日から11日に第8戦トゥーロン大会(フランス)が開催される予定。
日本からは、ソフトバンクグループがスポンサーとしてサポートするソフトバンク・チーム・ジャパンが、日本のチームとしては15年ぶりに参戦する。