【パイクスピーク16】ホンダ、新型 NSX モチーフのEVレーサーで参戦…4モーター

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アキュラ(ホンダ)NSX 新型のパイクスピーク国際ヒルクライム参戦車両(参考画像)
アキュラ(ホンダ)NSX 新型のパイクスピーク国際ヒルクライム参戦車両(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

6月下旬、米国で開催される「第100回パイクスピーク国際ヒルクライム」に、2台の新型『NSX』で参戦するホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラ。これとは別に、もう1台の新開発EVレーサーが、パイクスピークに参戦する。

パイクスピーク国際ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで、1916年から開催されており、世界で最も有名なヒルクライムレース。競技は全長20kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2800mで、ゴール地点が4300m。標高差1500m、コーナー数156、ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、パワーが約30%ダウンするという過酷なモータースポーツ。

6月26日に決勝レースが開催される今年のパイクスピーク国際ヒルクライムに、アキュラは2台の新型NSXを投入する計画。これとは別に、『SH-AWDコンセプト』が改造EVクラスにエントリーする。

ホンダは昨年のパイクスピークのエキジビション(賞典外)クラスに、「Electric SH-AWD with Precision All-Wheel Steer」を投入。『CR-Z』をベースに開発されたEVレーサーで、4つのモーターが発生する駆動力を自在に制御するホンダの次世代技術を搭載していた。

プラス(駆動力)だけでなく、マイナス(減速力)のトルクも制御し、従来の「SH-AWD」以上のオン・ザ・レール感覚を可能に。また「Precision All-Wheel Steer」は、後輪のトー角を左右独立で制御。ドライバーの意思に忠実なコーナリング感覚や、直進時の優れた走行安定性を追求していた。

今年のパイクスピークに投入されるSH-AWDコンセプトは、車体を昨年のCR-Zから、新型NSXモチーフのボディに変更。EVパワートレインは、4モーターを基本にしたシステムをアップデートして搭載する。ドライバーは、昨年のCR-Zベース同様、山野哲也選手。激戦の改造EVクラスに挑戦する。

《森脇稔》

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