ヤマハ、全日本ロードレース参戦チーム有志が熊本の災害ボランティアに参加

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ヤマハ、全日本ロードレース参戦チーム有志が熊本の災害ボランティアに参加
ヤマハ、全日本ロードレース参戦チーム有志が熊本の災害ボランティアに参加 全 1 枚 拡大写真

6月上旬、全日本ロードレース選手権(JSB1000)に参戦するYAMAHA FACTORY RACING TEAMのライダー中須賀克行、吉川和多留監督、そしてYAMALUBE RACING TEAMのライダー野左根航汰、藤田拓哉、難波恭司監督をはじめとした有志が、熊本の災害ボランティアに参加した。

九州出身者は、県を超えて九州人として固い絆を持っているが、中須賀は福岡県出身の九州人であり、熊本の震災には人一倍心を痛めていた。また、今回の震源地近くには中須賀と相性のいいオートポリスがあり、そのオートポリスも被災して、今年予定されていた2レースが中止となった。こうしたことから、だれからともなく災害ボランティアへの参加が浮上し、有志が集まった。

レースが行われる各サーキットでは、募金活動を行い、マシンには復興支援ステッカーを貼るなど、全日本ロードレース全体として復興支援活動をしているが、今回は、被災地で災害ボランティア活動をするという形でチームヤマハが結成されたのだ。災害ボランティアであり、各人の服装にヤマハをイメージさせるものはない。

チームを率いる吉川監督は「私たちが災害ボランティアに参加したからといって、何かが劇的に好転するとは、当たり前ですが考えてはいません。ただ、私たちが参加したときも多くのボランティアが来ていて、個の力は小さくても、それが集まれば大きな力となると感じたし、ボランティアの方々もそうした思いで参加しているのではないでしょうか。当日は、倒壊した家屋の廃材処理などを行いましたが、困った方々にとって、少しでもお役に立てたのであればうれしく思います。今後は、レースを通して被災地の方々に勇気を届け続けたいし、一日も早い復興を祈っています」とコメントした。

《佐久間光政》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る