警官に自転車を突っ込ませ死亡させる、18歳少年を逆送で起訴

自動車 社会 社会

昨年8月、高知県高知市内で無灯火状態で自転車を走行させ、これを抑止しようとした警官に衝突する事故を起こし、後にこの警官を死亡させたとして家裁から逆送された18歳の少年について、高知地検は10日、傷害致死と公務執行妨害の罪で起訴した。

問題の事故は2015年8月14日の午後9時10分ごろ発生している。17歳(当時)の少年は、高知市長浜蒔絵台1丁目付近の県道で、歩道部分を無灯火状態の自転車で走行。これを発見し、抑止しようとした25歳の男性警官に対して減速しないまま衝突。警官は転倒した際に頭部を強打し、約2か月後に死亡した。

警察は少年を過失傷害の現行犯で逮捕したが、後の調べで少年は捕まることを恐れ、自転車を減速させないまま警官に向けて故意に突進していたことが判明。傷害致死や公務執行妨害で高知家庭裁判所に送っていたが、高知家裁は「刑事処分相当」と判断して逆送。これを受けて高知地検は少年を同罪で起訴した。

今後は成人と同様に裁判員裁判が開かれることになるが、高知県内で少年事件が裁判員裁判となるのは今回が初めて。起訴された内容について、少年の認否は明らかにされていない。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る