韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は6月上旬、5月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は42万9080台。前年同月比は10.4%増と、5か月ぶりに前年実績を上回った。
海外では5月、36万8253台を販売。前年同月比は10.4%増と、5か月ぶりに増加した。その内訳は、海外生産分が16.9%増の28万0828台と、2か月連続のプラス。輸出分は8万7425台で、前年同月比は6.3%減と、8か月連続で前年実績を下回る。
海外では、米国での新車販売が、回復。5月実績は、7万1006台。前年同月比は12%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
新型を投入したSUVの『ツーソン』が、前年同月のおよそ1.9倍の7369台と牽引。小型車の『エラントラ』は、5ドアハッチバックの『エラントラGT』と2ドアクーペを含めて、2万2168台を販売。前年同月比は5.4%減と、6か月連続で減少した。主力中型セダンの『ソナタ』も、前年同月比12%減の1万5879台と、2か月連続で減少。SUVの『サンタフェ』シリーズは、前年同月のおよそ1.9倍の1万4732台を販売。7か月ぶりのプラスとなった。
地元韓国の新車販売も、回復。5月の韓国新車販売は6万0827台。前年同月比は10.6%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
ヒュンダイの2015年の世界新車販売は、496万4837台。前年比は0.03%増と微増だった。2016年1-5月は、前年同期比3%減の194万9334台を販売している。