北海道函館市で最大震度6弱、03年9月以来の強い揺れ

自動車 社会 社会
函館市で最大6弱を観測する地震について語る青木元地震津波監視課長
函館市で最大6弱を観測する地震について語る青木元地震津波監視課長 全 1 枚 拡大写真

16日14時21分頃、北海道函館市川汲(かっくみ)町で最大震度6弱の地震が発生した。地震の強さは、共に暫定値で地震の強さはM(マグニチュード)5.3、震源の深さは11km。

この地震で北海道から東北地方にかけて震度5弱~震度1を観測した。地震の場所は、同市川汲町の沖合、内浦湾。

気象庁の青木元地震津波監視課長は、
「強い揺れを観測しているので、危険なところには近づかずに、身の回りを確認して安全を図ってほしい」と、警告した。さらに、今後の地震活動については「少なくとも1週間程度見てみないとわからないが、この地震と同じ規模の地震が起きる可能性はある」と、述べた。

函館市では今回のような強い揺れに達する地震の記録はない。今回の地震を除くと、2003年9月26日の十勝沖地震の余震で、M7.1 震度4が最も大きかった揺れだ。ただ、この周辺での地震にはある特徴があるという。

「1978年10月末~1980年12月末の2年間に、函館沖の活動では、最大M4.4クラスが6回、M3クラスが38回の地震が続発したことがあった。函館市のある渡島半島全体でそうした動きが散見される。今回も同様かどうかは不明だが、同じような揺れもありうる」(青木氏)

この地震の直後、同じ日の午前9時台には、M2.5、最大震度2をはじめとする、小さな揺れが4回あった。

地震直後に通行止めだった函館新道は、その後まもなく解除。函館空港の滑走路や施設などにも被害がなく、平常通りの運用が行われている。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 電動モビリティ「ブレイズ」、名古屋本社で試乗体験会開催へ…新商品「スタイル e-バイク」も
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  5. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る