昭和電工、リチウムイオン電池材料用カーボン負極材を生産増強…EV需要に対応

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昭和電工は、リチウムイオン電池(LIB)材料用カーボン負極材SCMGの生産能力を増強すると発表した。

SCMGは、低抵抗や長寿命で、電気自動車(EV)向けに適している。加えて、今後の市場拡大が期待されるアイドリングストップ用でも高い評価が得られている。供給先からの旺盛な需要に対応するため、今回生産能力の増強を決定した。

増強設備の本格稼働は2016年末の予定。能力増強により、大町事業所での生産能力は現在より50%増の年間1500トンとなる。

LIBは、電気自動車(EV)向け用途での採用が拡大している。特に中国では、政府の排ガス規制強化と補助金助成や環境負荷に対する意識の高まりを背景に、EVやEVバス向けLIBの需要が大きく伸びている。

EV向けは、1台当たりに搭載されるLIB容量が大きく、使用される材料も多くなる。今後、EVの普及に伴ってLIB材料市場が拡大する見通し。

また、同社では1月から正極用カーボンコート箔SDXの中国での委託生産を開始した。SDXは低抵抗で、正極材料との密着性が高いため、充放電特性が高まり、正極材に添加する導電助剤やバインダーの使用量を抑えることができる。

SCMGと同様、EV用途での需要が高まり、供給能力の拡大が必要なことから、中国での委託生産を開始した。拡大を続けるLIB材料市場に向けて、高品質製品を安定的に供給していく。

《レスポンス編集部》

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