【スマートコミュニティ16】三重大学と持ち運び可能なソーラーパネル開発、9月発売へ…ナベル

自動車 ビジネス 企業動向
ナベルが三重大学と共同開発したソーラーパネル「nanoGrid」
ナベルが三重大学と共同開発したソーラーパネル「nanoGrid」 全 1 枚 拡大写真

ジャバラなどを製造するナベル(本社・三重県伊賀市)は、三重大学と共同でユニークなソーラーパネルを開発。東京ビッグサイトで開催された「スマートコミュニティジャパン2016」で披露し、9月から発売するという。

「nanoGrid(ナノグリッド)」と名付けられた製品は折りたたみ可能なソーラーパネルで、広げると大きさは145cm×123cmだが、折りたたむと9分の1の50cm×42cmとなる。しかもソーラーパネルは薄膜アモルファスを使用しているため、約3kgと非常に軽量で、リックなどに入れて運んでも苦にならない。

このアモルファスパネルは過酷な条件でも安定的に発電し、曇りの時も発電能力が高いので、結晶系のパネルに比べて年間10%発電量が多くなるそうだ。

「発電能力は72Wですが、9分割のどこで折っても発電しますので、非常に使い勝手がいいと思います。例えば、6枚だけ広げて車の屋根にくくりつけてもいいかもしれません。現在、この製品に対する反響が大きく、問い合わせも非常に多いです」と同社関係者は話す。

同社では200Wの蓄電池とセットでこのナノグリッドを発売する予定で、価格は約20万円。防災用としてはもちろんのこと、レジャー用などいろいろな場面でも活用できる便利なアイテムと言えよう。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る