【ジャガー F-PACE】開発は競合ドイツ車を意識「さらに実用性を」

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ジャガー F-PACE
ジャガー F-PACE 全 8 枚 拡大写真

ジャガー『F-PACE』は開発途中に、競合車が発売されたことを受け、より一層開発に熱が入ったという。

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そう話すのはジャガー・ランドローバー・ジャパンマーケティング・広報部ディレクターの若林敬市氏だ。「そのドイツスポーツカーメーカーが出したクルマよりもスポーツカーらしく、そして、更に実用性も高めたいと考えた」という。

その結果、「インテリアは更にスペース効率を徹底的に追及。5人が快適に乗れることを大事にした。その広さを寸法だけではなく、実際に乗って感じてほしい」と述べる。

また、実用性についてもカーゴルームは580リットルの容量を確保。テンパータイヤではなく、パンク修理キットに変更すると650リットルに拡大する。

ジャガーのユーザー層について若林氏は、「実際には若い方も購入しているが、お年を召した方も多く、そういうイメージも持たれている。また、高額所得者のためのクルマという印象もあるため、それらのイメージを払拭したい」とし、F-PACEは、「30代から40代の勢いのある人たちに乗ってもらいたい。スポーツカーに乗りたいが、1台で実用性も兼ね備えなければならないという方に乗ってほしい」と話す。

そして、競合車と比較しF-PACEは、「ジャガーなので、スポーティさや走行性能と、実用性が非常に高いレベルで両立していることが優位だ」と若林氏。「競合車のおかげで室内や荷室の広さだけでなく、走行性能やフィールも磨くことが出来た。それらのバランスが優っているクルマだ」と自信を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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