JR西日本の阪和線用225系改良車、7月から運転開始

鉄道 企業動向
阪和線用の225系改良車。7月1日から営業運転に入る。
阪和線用の225系改良車。7月1日から営業運転に入る。 全 3 枚 拡大写真

JR西日本の近畿統括本部は6月20日、225系電車の「アップデート」に相当する改良車のうち、阪和線用の車両を7月1日から営業運転すると発表した。

225系は2010年に登場したJR西日本の電車。琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線や阪和線などの新快速・快速・普通列車で運用されている。このうち阪和線用の225系は、車内の座席が他の路線で運用している車両と異なり、横1列に2+1席の転換クロスシートを配置しているのが特徴だ。

改良車は先頭形状が広島地区などに投入された227系電車にあわせられており、複数編成の連結にも対応した転落防止ホロを設置。自動列車停止装置(ATS)やパンタグラフなどの機器類の二重化も行われており、安全性の向上が図られている。このほか、客室照明や行先表示器などのカラーLED化や貫通扉にアシストレバーを設置するなど、サービスの向上を図っている。

近畿統括本部の発表によると、阪和線用の改良車は阪和線と大阪環状線、関西空港線で運用する予定。7月1日時点では28両を運用するが、その後順次増備して2017年度までに122両になる予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る