三菱自、8期ぶりの最終赤字予想も「一過性の損失で、成長戦略は積極的に進める」

自動車 ビジネス 企業動向
三菱自動車本社
三菱自動車本社 全 3 枚 拡大写真

三菱自動車は6月22日、一連の燃費データ不正問題を巡る特別損失の計上で2017年3月期の当期損益が1450億円の赤字になるとの見通しを発表した。

三菱自の黒井義博常務執行役員は同日、都内にある本社で会見し「燃費不正問題による一過性の損失はあるが、これはまさに一過性ということで、将来に向けた成長戦略を積極的に進めていくという方針に一切変わりはない」と述べた。

さらに「今回の燃費不正問題によって、設備投資額や研究開発費を大きく見直すことは考えていない」と重ねて強調。

このうち2017年3月期の設備投資は前年度比16%増の800億円を見込んでいる。黒井常務は「実はその外数としてインドネシアの新会社、まだ生産が始まっていないので連結をしていない形になっているが、インドネシアにおける新工場の建設費用311億円を予定しており、これを含めると1000億円を超える規模の設備投資をしていく」と説明。

一方、研究開発費に関しては「新型の小型SUVや『アウトランダー』の次期車の開発、それから先行研究の強化ということで970億円を予定している。前年度と比べると23%の増加になる」とした。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  3. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
  4. ウィラーエクスプレス、2026年春から高卒採用を開始…免許全額会社負担、独自のキャリアプランを発表
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る