【ものづくりワールド16】群馬県の中小企業が考えた乗用鉄道模型が全国で人気に

鉄道 エンタメ・イベント
三立応用化工の乗用鉄道模型
三立応用化工の乗用鉄道模型 全 1 枚 拡大写真

「ものづくりワールド2016」には全国の中小企業がさまざまな製品を出展、なかにはユニークなものも少なくない。そんな一つが三立応用化工(本社・群馬県伊勢崎市)の乗用鉄道模型「あおぞら鐵道王国」シリーズだ。

同社はプラスチック製品などを製造する中小企業だが、佐羽宏之社長が「おもしろい機械をつくろう」と2004年におもしろ機械工房という部署を新設。そして、乗用の鉄道模型をつくって販売し始めた。

それは5インチゲージで手でハンドルを回して動くようになっている。「手で回すだけで進むのかという質問をよく受けますが、驚くほどスムーズに動きます」と佐羽社長。確かに乗ってみると、思った以上にハンドルは軽く、スムーズに進んでいく。

本体価格は5万6960円で、レールが1.5mで9000円。本体のほかに連結器や機関車キット、乗用客車キットなどもあり、少しずつ買って楽しむこともできる。その価格も数千円から数万円と手頃で、「日本で一番安く鐵道をつくることができる」と佐羽社長は笑い、こう続ける。

「子供と一緒に鉄道をつくって楽しめるとお父さんらに好評で、思った以上に売れている。日本全国から注文が来ていて、先日は台湾の人が買っていった」

同社ではこの鉄道のイベント派遣を有料(基本料金10万円)で行っており、行くと子供たちに大人気になっているそうだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る