【パイクスピーク16】ホンダ NSX のEVレーサー、改造EVクラス2位…総合3位

エコカー EV
アキュラ(ホンダ)SH-AWDコンセプト
アキュラ(ホンダ)SH-AWDコンセプト 全 7 枚 拡大写真

日本時間の6月27日、米国で決勝レースが開催された「第100回パイクスピーク国際ヒルクライム」。新型アキュラ(ホンダ)『NSX』モチーフのEVレーサーが、改造EVクラス2位、総合3位の成績を収めた。

今年のパイクスピーク国際ヒルクライムに、アキュラは2台の新型NSXを投入。さらにもう1台、『SH-AWDコンセプト』が、改造EVクラスにエントリーした。

ホンダは昨年のパイクスピークのエキジビション(賞典外)クラスに、「Electric SH-AWD with Precision All-Wheel Steer」を投入。『CR-Z』をベースに開発されたEVレーサーで、4つのモーターが発生する駆動力を自在に制御するホンダの次世代技術を搭載していた。

プラス(駆動力)だけでなく、マイナス(減速力)のトルクも制御し、従来の「SH-AWD」以上のオン・ザ・レール感覚を可能に。また「Precision All-Wheel Steer」は、後輪のトー角を左右独立で制御。ドライバーの意思に忠実なコーナリング感覚や、直進時の優れた走行安定性を追求していた。

今年のパイクスピークに投入されたSH-AWDコンセプトは、車体を昨年のCR-Zから、新型NSXモチーフのボディに変更。EVパワートレインは、4モーターを基本にしたCR-Zのシステムをアップデートし、およそ3倍のパワーを獲得した。ドライバーは、昨年のCR-Zベース同様、山野哲也選手。

このSH-AWDコンセプトが6月27日、パイクスピークの決勝レースを9分06秒015のタイムで駆け抜けた。このタイムは、改造EVクラスにおいて、リース・ミレン選手の8分57秒118に次ぐ2位。総合でも、優勝したロマン・デュマ選手(改造無制限クラス)の8分51秒445、リース・ミレン選手に続く、3位の結果を残した。

アキュラ部門のジョン・イケダ副社長は、「今年のパイクスピークでのNSXの成績は、アキュラのDNA、Precision Crafted Performanceを示すもの」とコメントしている。

《森脇稔》

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