ドイツの高級車、メルセデスベンツは6月16日、中国合弁の北京ベンツの北京工場において、新型『Eクラスセダン』のロングホイールベースの生産を開始した。
同車は4月、中国で開催された北京モーターショー16で初公開した。ロングホイールベースは、先代Eクラスセダンに中国専用車として設定。もともと、『Sクラス』にロングホイールベース仕様を持つメルセデスベンツだが、中国ではSクラスより下のセグメントでも、ロングホイールベースに対する需要が根強い。
そこで、メルセデスベンツは、先代Eクラスセダンに、中国専用のロングホイールベースを投入。現在では、『Cクラスセダン』でも、中国ではロングホイールベースが選択できる。また、ドイツ競合プレミアムも、BMWが『5シリーズ』、アウディが『A6』に、中国専用車のロングホイールベースをラインナップする。
新型Eクラスセダンのロングホイールベース仕様では、通常のEクラスセダンと比較すると、全長は140mmプラスの5063mmに。ホイールベースは140mmプラスの3079mmに。これにより、後席乗員のゆとりが高められた。
6月16日、ダイムラーと北京汽車の中国合弁、北京ベンツの中国北京工場から、新型Eクラスセダンのロングホイールベース仕様の量産第一号車がラインオフ。なお新型も先代同様、中国専用車となる。