【トヨタ パッソ 試乗】真面目さが伝わるスペック、仕上がり…島崎七生人

試乗記 国産車
トヨタ パッソ
トヨタ パッソ 全 11 枚 拡大写真

とある商業施設で地元ディーラーが展示車を置いていた。クルマを見ていると「旧型より後席が広くなったんですよ」とセールス氏。開口一番、そう説明をすることからも、『パッソ』がコンパクトな実用車としての資質の高さが売りなのだ…とわかる。

【画像全11枚】

確かに後席は十分な広さ。爪先が入る前席下の床面がわずかにせり上がっていること、座面前後長がやや短めなことは気付くも、スペース自体は十分だ。

ほかに「運転席のクッションの形がよくなり、カーブでも身体がヨレなくなり、疲れなくなった」(前出セールス氏)とも。それは試乗中も実感したことで、クッションにかかる圧力が分散しており面で支えてくれるのは確かに快適だ。ちなみに座面は高さの調整幅が大きく、ステアリングポストも上向き、かつ高くセット可能だから、小柄なドライバーでもポジションは合わせやすい。

改良の入った3気筒1リットルエンジン(とCVT)は、「今まで物足りなかった中間加速が力強くなった」(同)の説明どおり。不必要にエンジンを回す機会が減り、その分のストレスが減った。以上、実際の試乗と現場セールス氏の説明を“照合”させていただいたのだが、齟齬はなく、保有母体が多いであろう『パッソ』の真面目さぶりが理解できた次第。

単色12色、2トーン含めシリーズ全体で19パターンの色が選べるのは嬉しいところ。非「MODA」車のルックスは、第一印象は大人しいと感じたが、大多数のユーザーが長く付き合うなら、この位のプレーンさがいい頃合いなのだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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