新パナマ運河が供用開始---初通航は日本郵船

船舶 企業動向
大西洋側「アグア・クララ水門」を通航する「LYCASTE PEACE」
大西洋側「アグア・クララ水門」を通航する「LYCASTE PEACE」 全 3 枚 拡大写真

日本郵船は6月27日、同社が運航する大型LPガス船「Lycaste Peace」が、拡張して同日商用供用が開始された新パナマ運河を通航した最初の船舶となったと発表した。

新パナマ運河は6月26日に完成記念式典が実施され、6月27日に商用での供用を開始した。通航可能な船舶の最大船型主要目は、長さ366m、幅49m、喫水15.2mまで拡大した。

通航した船は、同社と長期にわたり密接な関係を持つ世界有数のLPG事業会社であるアストモスエネルギーが調達した米国産LPGを日本まで輸送する。アストモスエネルギーは、年間1000万トンのLPG取扱量を2017年までに1200万トン超へ増やす計画で、中東、米国、西アフリカ、豪州での新規LNGプロジェクトに随伴するLPGの調達など、LPG事業を担っている。

新パナマ運河完成により、米国東海岸から日本までの輸送日数が短縮されるとともに、調達先の多様化にも寄与することが期待されている。

Lycaste Peaceは全長が230.0m、全幅が36.6m、型深さが10.78mで総トン数が4万6021トン。

《レスポンス編集部》

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